- ビデ婦人
セックスレスからの脱却・初めての3P後編

2018/9/14
秘密の3Pクラブの扉を開けた私は、まるで体に羽が生えたような解放感と快楽に溺れていました。貴史と裕之のリードにより、自分でも驚くほどの大胆になっていたのです。
主人とのセックスはとても淡白でした。ベッドに寝転がる主人のペニスを撫で、口に含み、膨張してきた頃合いで、私のヴァギナにあてがわれるのですが、わずか10回ほどの上下運動で、果てるのです。
私に女としての魅力が無いのか、主人が行為自体を好きでないのか、色々と悩みました。
無理もありません。私たち世代は、セックスを真面目に教わっていないのですから。
もうこうして、裸のまま抱きついているだけでも、充分満足と思っていた私ですが、
貴史が左に裕之が私の右側にくると、2人の唇が私の身体の隅から隅まで吸ったり、舐めたりし始めました。ここまでされた事は、人生でありませんでした。
じんわりと汗ばむ頃には、貴史も裕之も汗をかきながら、私に尽くしてくれていました。
私は歯を食いしばりながら、声を我慢していました。
「ひでみさん、声は我慢しないで」「もっと乱れた姿見せていいんだよ」
「んん・・・でも・・・」
そのうち貴史が裕之に何かサインを送っていました。
裕之に後ろからガッシリと抱えられ、足を開くように言われると、貴史が私の股の間に潜り込んで来ました。
「あぁ、だめっ・・・こわい・・・だめよぉ」
「ひでみさん、力をぬいて」「大丈夫だよ」
2人とも手をしっかりと握っていてくれたので、私は必死につかんでいました。
貴史の舌が私の股間を這いまわり、そのうち裕之が私の胸を舐めまわしていました。
いままで、主人にもしてもらえなかった行為に正直戸惑いました。
今まで経験したことのない気持ち良さに、私は絶叫に近い声をあげていました。
貴史も裕之もそれには驚いていたようですが、再びアイコンタクトを取ると、今度は貴史が
私の腟に指を当てがっていました。濡れて滑るような感覚と、愛液と貴史の唾液でシーツが
グッショリと浸みていました。
「あぅっっっ・・・」
ニュルっと腟内に入ってきた貴史の指が、何かをノックしたようでした。
「ここがGスポットだよ」
「そんなに押されたら・・・おかしくなりそう」
「ひでみさん、大変なことになってるよ」
「んんっ、あぅっ・・・」
この最中にも裕之は絶えず私の胸や乳首を舐めまわしていました。
一旦、貴史が裕之に合図を送り、私から離れると、裕之が耳元で私に囁きました。
「貴史さんに挿れてもらおう、俺支えているから」
貴史は勃起したペニスにコンドームを被せていたのです。その間も、裕之は私が乾かないようにあちこち刺激を与えてくれていました。
ゆっくりと貴史のペニスが私の中に・・・
メリメリっと、腟壁をこじ開けられ、私は顔を真っ赤にしながら声をあげていました。
「あぁっっっん」
思わず近くにあった裕之の手を掴んだのですが・・・手の感触にしては生々しかったので目を開くと裕之のペニスでした。裕之も驚いていたようです。私の中で何かが弾けました。
大胆にも裕之のペニスを口に含んでいました。
「ひっひでみさっん・・・うっっぐぅっっ・・・」
裕之が声をあげて苦しそうにしているのを見て、私の興奮も最好調に達しました。
3Pを通して、悦びを与えて受け取るセックスを学んだような気がします。
2人のコンビネーションが良かったのかもしれませんが、10数年ものブランクがあっても
私はまた女としての悦びを感じることが出来たのです。
その後も何度か、クラブに通う事になるのですが、オーナーからある提案を受けるのです。
ひでみさんさえ良かったら、女の子も参加する乱交パーティを企画するからと・・・という
お誘いでした。
女性として、他の女性がどのように快楽を感じているのかも大変興味深かいものでした。
同じく秘密のクラブに足しげく通う女性の正体も気になるところです。
返事を考えながらスーパーで食事の買い出しに出かけた私ですがメニューが決まらず主人に
「何が食べたい?」
「べつに」
「今日はテツ(息子)が塾の日だから」
「だから?なんだよ」
「なにかおつまみ買って、簡単に済ませたいの」
「てきとうに」
聞いてみても素っ気ない返事でした。ふと総菜コーナに並んでいたジャンボソーセージが目に飛び込んできました。貴史の息づかい、裕之の呻く声、メリメリとこじ開けられた腟の感触がじんわり蘇りました。今夜はこれをおかずに・・・。
~つづく~
妻でもない母でもない自分自身に・ビデ婦人