- ビデ婦人
セックスレスからの脱却・私の決断

2018/8/31
この度、ブログを執筆することになりました。
「さろん・ど・らんじぇりー」編集長ビデ婦人と申します。
主人、息子、彼氏がいるまだまだお盛んな、アラ還レディーです。
・主人と私について
息子の出産を機に、私たち夫婦の間にセックスは消えました。
子供は1人と決めていたこと、主人がほとんど出張で家にいない事、色々な理由を上げるときりがないですが、それに関して夫婦間でしっかりと話し合いする事も無くここまで来ました。お互いその話題には触れておりません。
主人も相手がいるとは思います。決して仕事だけで、家を空けていたのでは無いように思える出来事が度々ありました。身だしなみに気を使ってくれるのは、嬉しいことなのですが、
髪型、鼻毛、下着、香り、洋服・・・異様に凝り出した時期がありました。
主人への不満は特にありません。生活費も充分もらい、悠々と暮らせていましたからね。
段々と子供も手がかからなくなり、漠然と不安を感じました。
何も刺激の無い生活、このままでいいのかと。子供が中学に進学したのを機に私も外に出て働こうと決めたのです。インターネットが普及し始めた頃。夫が、働くならパソコンが出来た方がといいというので、教室へ通ったり、自分でも勉強しました。おかげで、色々と仕事に恵まれたのですが、それと同時に、ネットの世界にものめり込んでいくのです。

・自分のカラダの変化
働きに出て、色々と外の世界に触れた私は、周りの女性たちがとてもイキイキと輝いて見えました。私も女性としてもう一度輝きたい・・・。でも家庭を壊してまでは、飛び出す勇気はありませんでした。
この頃ホルモンの関係か生理前になると、イライラと同時に沸き上がる性欲に悩んでいました。排卵の頃になると、下腹がキーンと痛み我慢できないほどで、婦人科へ行くと
「女盛りですよ」と女医が苦笑いしたのです。痛み止めを処方され、ピルも検討してみて・・・と。
女医の言葉には少々傷つきました・・・「おたくご無沙汰?」と言い当てられたみたいで。
実際にそうだったとしてもです。受け止め方によっては、「せっかく女に生まれたのだから、もっと楽しまないと」とも聞こえました。
ふと、ネットの検索画面で「セックス」「サークル」と打ち込んでみたら、「3Pサークル」のサイトに辿り着きました。マッサージ、性感開発、セックスレス解消、身元のはっきりした男性とわりきった関係を・・・私はそれを食い入るように見ていました。
私の知らない世界・・・参加女性の掲示板を覗くと、赤裸々な告白がつづってあって、
当時の私は、30代も後半に差し掛かろうとしていたので、迷っている時間は無いと思いました。妻でもない、母でもない、私自身を取り戻したいと。

・謎の3P サークル
毎晩家族が寝静まった後、掲示板を眺めていました。
早く申し込んでしまえばいいのだけど、やっぱり怖いものです。
もう何年もセックスしていないし、私は女として出来るのかしらと・・・
「まだ起きてたのか?」
主人がリビングへやってきて、私はあわててパソコンを閉じました。
「ちょっと、調べもの」
「最近毎日じゃないか、そんなに、今の仕事大変なのか?無理するなよ。」
久々の会話。ぶっきらぼうであっても、そんな言葉をかけられれば、私の心はまた
揺れてしまう、もうあまり時間がないのに・・・。
「ねえ、今日はあなたの部屋に・・・」
「えっ?何言ってんだ」
「やだ、冗談よ~。もう少し作業したら寝るから、おやすみなさい」
この時私の心ははっきりと決まった。主人とはもう後にも先にも無い。
外の世界に飛び出そう・・・。
~妻でもない母でもない♠私自身に~ビデ婦人