• 蘭姐麗(らんじぇりー)

女性向け風俗と私・ネットで検索した活動家Cの場合




                                  2018/9/10

■これまでのお話

予約前日の夜にドタキャンされたA、私の覚悟も中途半端で、Bのガチ本気のタントラ施術に怖くなって逃げ帰って来て、今度は店舗型のサロンを経営しているCのところへ行くことにした。 今度こそ、今度こそは、私もある程度度胸はついてきたので、何でも来いと思っていた。まず、気まずい思いも、自分が惨めな思いも、危険な思いもしたくなかった。

いい人だといいな・・・それしか・・・ない。


ただし、今回行くサロンは初めて行く土地だった。

全く土地勘のない所というだけで、不安が倍増した。地元で誰かに見られることを

心配するよりは、いいかと前向きに当日を迎えた。

サロンは駅から歩いて5分ほどの距離で、雑居ビルの1室だった。ネイルサロン、美容室も

入居している。物件自体は古いものの、看板を掲げて営業しているということは、不動産業者の入居審査もクリアしているはずで、マンションで秘密めいた営業しているよりはマシかもしれない。


約束の時間にサロンへ向かうと出てきたのは、体のわりに声の小さなCだった。

蚊の鳴くような声で話すので、イメージと違った。体は大きいのに・・・


「なぜそんなに、小さな声で話すんです?」

と私が言うと彼は


「昔勤めてた~サロンのせいです~。そうやって教育されたせいでしょうか~」と奇妙な話し方をする。

やっぱり、私の中で、鍼灸院の先生を超える存在は現れないのかも・・・とまた思い出してしまうのだった。

この話し方怪しい、ちょっと変、いや・・・かなり変!!

語尾を伸ばす独特な話し方で、淡々と施術の説明をする。


「お着替えのあと~、足湯をしまして~お身体を~・・・」

とCの声を聞いているうちに、それだけで眠くなってしまった。子守歌というか催眠?というほど。お茶を淹れてくれたものの、なんだか飲もうとは思えなかった。 かなり私の警戒心は強かった。変な薬とか入ってないよね?その前にキッチンきれいなの・・・?ペットボトルの飲み物持参は鉄則とここで学ぶのだった。

施術代にうつ伏せになった。かなりスローな動きだった。オイルをつける手つきも

身体への触れ方も、全く違う感覚だった。色々なマッサージの手技があるけれど、この触り方は今までにない。ゆっくりゆっくり触れたり離れたりするのはまあ悪くないが、好みではない。

もっとパンチの効いたオイルマッサージを私は求めているんだけど・・・。

そんな調子で、話だけで眠くなっていた私はもう半分夢の中だったと思う。

Bが何か話しかけているようだったけど、眠気が強く、聞き取れていなかった。

(だめだ!!ここで寝てしまっては、いけない!!)

と正気を取り戻し、Cの会話に耳を傾ける。といきなり


「セフレは~いますか?~」


「えっ?」


「セフレ~」


「えっ・・・」


「良かったら~僕と~セックスしてみませんか~?」


「本気で言ってるんですか?」


「はい~、嫌いじゃないですよね~お客様~」


「・・・・・」(こんなに露骨に誘ってくるとは・・・)


口コミや掲示板を探っていて、そんな風に誘ってくるとの噂はあった。

真相は本当だった!!


「僕~じつは~性感マッサージの仕事もしてて~」


「掲示板で見ました」


「あれ~、バレちゃいました~・・・まあご存知なら~話早いですね~」


「いや、それ本当なら、今日はもうここまでで終わりにしてください」


「僕~確実にイカせますよ~、いいんですか~」

そう言いながら、Cは硬くなった股間を私のお尻に押し付けてきた。


「コンドームも~用意してますから~」

私はハッと起き上がりBのサロンの時と同様に、財布から1万円札を出し、着替えて

帰る仕度を始めた。


■私の無視する姿を見て、たじろいだC。

Cは「ごめんなさ~い・・・」と蚊の鳴くような声で言い、奥へ引っ込んでしまった。

なぜだろう、掲示板に書かれているという事も知りながら自らネタばらしって何なんだろう。しかも、Cが性感マッサージをしているお店の名前、運営の実態、オーナーの情報まで

ご丁寧に話してくれた。当時サロン型の活動家や男性セラピストが盛況している中で、

”女性向け風俗”として頭角を現していたお店だった。


確かに、不快な思いはしたけれど、生の実態をつかめたわけで、大きな収穫だった。

と、同時に男性セラピストという職業について、もっともっと知りたくなった。


なぜ彼らはこの職業を選んでいるのだろう。

自分の性癖や欲望を満たすだけ?それともお金目的?女性の為の幸せを願って・・・とか

もっともらしい理由があるにしても、はっきり言って中々理解されないし、誤解もされやすい職業である。が、しかし確実にニーズはあるわけで、マッチングの問題なんだろうか。


残るはあと2人となった活動家。。。

気が変わらないうちに、次の約束をと、帰りの電車でDにメールを打ちはじめていた。

ハズレ3回ひいたおかげで、だいぶ免疫がついた。なぜ私は彼らに、縋ろうとしているのだろう・・・。

素直に鍼灸院の先生の所に行けばいいのに、なぜそれが出来なかったんだろう。

大当たりとわかっているのに、なぜそれが・・・。


~つづく~ 

恋多き女☆らんじぇりー

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